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BIOGRAPHY

バイオグラフィー

カキピーとは...

  黄緑色の由縁

川用のカキピーは、試作品を除いてすべて黄緑色です。
2020年11月号の鱒の森誌においても、その理由について掲載していただきましたが、カキピーの黄緑色には、わたしにフライフィッシングを教えてくれた師匠の存在が大きくかかわっています。

師匠は現在は釣りを引退なさっていますが、当時、師匠が使用していた毛バリにブナムシを模したものがあり、それが非常に魚に好まれていたことから、師匠へのオマージュの意味合いを込めて、ブナムシのカラーリングを試したというのがはじまりでした。

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​▶︎▶︎  ヘビーシンキングモデル
カキピーはもともと、本流ヤマメを狙うための高速リーリング専用のヘビーシンキングミノーとして開発が始まりました。
現在は渓流や沢などでの使用が多いカキピーですが、もともとのコンセプトは本流の攻略を目指したものでした。
当時苦戦続きだった見切りの早い本流ヤマメを攻略するため、ルアーの泳ぐ最速のスピードを上げることをコンセプトに製作されたのがはじまりです。
 製作にあたっての試行錯誤や釣行の様子はその頃始めた
「東北六県釣り歩記」というブログに記しております。
開発から数年を経て本流での高速リーリングに耐えられるミノーを完成させました。「本流号」「小さい本流号」と名付けられた、カキピーの初期型です(現在は販売していません)。

 上記の二つのミノーは押しの強い流れをほとんどウォブリングせずに泳ぐことが出来ましたが、高速リーリングの専用モデルだったため、ロッド操作への追従性や操作性には難がありました。現行のモデルはそれを調整したものとなっています。

 現行のヘビーシンキングのカキピーには
「本流用ダート号」「渓流号」「渓流号2号」の三種ですが、これらは初期の二つのモデルをベースにしたものです。使用感などを考慮して多少のウォブリングやダートなどをさせられるよう調整したものですが、ミノーの泳ぐ仕組みなどは初期型を踏襲しています。使用感などは実際にお手に取って感じて頂ければと考えております。
ヘビーシンキング各種はフォルムとサイズが固定されています。年ごとに多少のウェイト変動と、カラーチェンジなどが行われます。

2017年 アルミ仕様 オレンジベリー
2018年 アルミ仕様 ホワイトベリー
2019年 アルミ仕様 イエローベリー
2020年 アルミ無し オレンジベリー
2021年 アルミ無し ホワイトベリー

現在のところ五年周期のカラーローテーションとなっております。
▶︎▶︎  沢用黄緑号
沢用黄緑号は、おもに沢や源頭域での使用を目的として開発されたものです。フローティングとスローシンキングの2タイプがあります。フォルムやサイズ、ウェイトは年ごとに変わります。
 基本的にはその年ごとに同一規格のモデルが製造され、フローティングとスローシンキングのいずれか1タイプが量産されることになっています。しかし必ずというわけではありません。フローティングとスローシンキングの両方を製作する年もあります。その場合にはフローティングとスローシンキングが別々の規格で製造されることが多く、仕様が違う2つの沢用黄緑号が販売されることもあります。
沢用黄緑号はおもに小沢や源流での使用に適していますが、まれに本流域での釣果の報告もあります。(動画をご参照ください)
 
 
▶︎▶︎  エリアフィッシング用のトップウォーターミノー

エリア用カキピーは大きくは三タイプあり、丸形のワンフック仕様、細長いもののワンフック仕様と、2フックの大きいサイズがあります。サイズやフォルムは固定はされておらず、微妙にそれぞれ違いがあります。
一個一個にその時の作者の感覚で成形と着色がされています。
おもに水面にルアーを放置して使うルアーですが、キャスト後は浮き釣りのような風情になります。キャストとリーリングの繰り返しに疲れてしまったお子様や、人生に疲れてしまった釣り人にもぴったりです。
魚種や魚影が多い水深の浅い釣り場に向いています。作者の感覚ですとおよそ2?の水に対し1匹以上の魚が泳いでいる釣り場が適しています。そうでない釣り場で使うと本当に人生に疲れ切ってしまいかねません。
 ワンフック仕様のものと、ツーフック仕様の大きいサイズがあります。カラーは定番の木目カラーやブラック、ほかは作者のその時の気分やエリアでの経験や印象、人生への迷いなどが反映されて塗られていきます。
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